■シームレスシステム工法
シームレスシステム工法は、既設管内にシームレスライナーを引込み、空気圧によって拡径して
既設管内に密着させた状態で、特定の波長の光を管口から順に照射して、樹脂を硬化させる工法です。
適用管種・・・塩ビ管、ヒューム管、陶管、鋼管、鋳鉄管など
適用管径・・・本管 Φ200mm〜Φ800mm(自立管はΦ200〜Φ600)
取付管 Φ100mm〜Φ200mm(ラテラルライナー)
●塩ビ管への管更生にも対応。
●材料の保存期間が長い。
●施工時間が短い
●硬化前に出来形確認が出来る。
●硬化後直ちにインナーフィルムを除去。
●硬化後の収縮がほとんどない。
●環境温度の影響を受けない。
●侵入水があっても施工可能。
●自立管は、日本下水道協会の認定工場制度の認定資材を使用。
●CO2排出量が少ない。
※光硬化工法協会のHPへ※
■FRP内面補強工法
FRP内面補強工法は、補強繊維(BF・BMマット等)に、ビニルエステル樹脂を含侵(現場または工場)した補修材を施工機に装着し、TVカメラで補修箇所に設置後、空気圧により施工機(スリーブ)を拡径し補修材を既設管に圧着した状態で硬化(熱硬化・光硬化)させ強固なFRP管を形成する内面補強工法です。
適用管種・・・陶管、鉄筋コンクリート管、塩ビ管(VU・VP)、FRP管等
適用管径・・・本管部 Φ150〜Φ1500
取付管接合部 Φ150〜Φ700(本管部)
●修繕する目的により、補修材を選択することが出来る(標準T・U・V・更生管対応一体型)
●ビニルエステル樹脂・耐酸ガラス繊維の使用により、優れた耐食性を有する。
●耐薬品性、耐ストレインコロージョン性を有する(JAWAS K-2、JIS K 7034)
●補修材は、日本下水道事業団の防食シートライニングD種の品質規格適合品です。
●耐高水圧洗浄は、15MPaで剥離・破損が見られず、外水圧・内水圧に耐える強度を有する。
●施工装置はコンパクトで施工性に優れ、1箇所あたりの施工時間も短く経済的である。。
※光硬化工法協会のHPへ(令和3年5月に協会統合いたしました)※
■SPR工法
SPR工法は、管内側に塩ビ製プロファイルの更生管を築造。
既設管・更生管・裏込め材が一体化した新たな複合管として再生させます。
適用管径・・・円形Φ250mm〜Φ5000mm
●通水しながらの施工が可能。
●自走式なら、長距離施工・曲線施工にも対応。
●管路施設の耐震化が可能。
●製管途中でも作業の中断が可能。
●材質は塩ビ管と同等であるため、耐食性に優れ、酸やアルカリ、硫化水素等に侵されない。
●独自のリブ形状と二重ロック機構により、水密性に優れており、侵入水を遮断する。
●更生管の粗度係数は0.010以下のため、コンクリート製の管渠より1サイズダウンしても流量を確保できる。
●裏込め材がリブの間に食い込む独自構造でアンカー効果を発揮し、強度のある複合管として更生される。
●日本下水道協会からU類資器材として登録された更生材料。
●非円形管に対応した自由断面SPRや、自立強度を持ったSPR-PE工法もある。
■オメガライナー工法
オメガライナー工法は、小口径管路をΩ状に折りたたまれた形状記憶塩ビ管を使って更生する工法です。
予め工場でΩ状に折りたたんだ形状記憶を持つ硬質塩化ビニル製パイプを蒸気で加熱することで円形に復元させ更生します。
適用管径・・・自立管タイプΦ150mm〜Φ400mm
二層構造タイプΦ200mm〜Φ450mm
ライニングタイプΦ150mm〜Φ450mm
●加熱のみで円形にスピード復元。安全性・確実な更生ができる。
●密着性に優れ、シワが出来にくい。
●強度・耐久性・耐震性に優れた塩ビ管路に更生。
●スピーディーで容易な施工性。
●工期の短縮とコスト削減ができる。
●既設管の劣化具合に応じて、ライニングタイプ→二層構造タイプ→自立管タイプと3種類をラインナップ。
●日本下水道協会からU類資器材として登録された更生材料。
※日本SPR工法協会のHPへ※
■EX工法・ダンビー工法
EX工法は、硬質塩ビ樹脂をベースとするEXパイプを、非開削で既設管内へ引込み、元の円形状に戻して密着させることで、優れた強度と品質を備えた連続パイプを生み出す小口径更生工法です。
適用管径・・・自立管 Φ150〜Φ400
二層構造管 Φ150〜Φ600
取付管 Φ100〜Φ200
●EXパイプは50年以上の実績のある塩ビ管と同様の塩ビ樹脂をベースに作られ、優れた素材特性を持ちます。
●耐食性、耐摩耗性に優れ、長期的に安定した性能を維持すると共に、塩ビ管と同等の内面平滑性を有します。
●施工現場で化学反応をさせないため、工場製造時そのままの品質で更生が可能です。
●既設管接手部の変位に追従するため、高い耐震性能を誇ります。
●有機溶剤を使用しないため臭気や火災の心配が無く、施工もスピーディーです。
ダンビー工法は、硬質塩ビ製の帯板(ストリップ)を既設管の内側に密着させながら接合用かん合部材(SFジョイナー)を使ってスパイラル状に製管し、その間隙に高流動、高強度の充填材を注入。断面縮小を最小限に抑えた複合管を形成する中大口径管きょ更生工法です。
適用管径・・・円形 Φ800〜Φ3000
非円形 短辺800mm以上 長辺3000mm以下
●円形だけでなく、短形・馬蹄形などのあらゆる形状に適用できます。
●既設管・充填材・ストリップ管が一体化し、新管と同等以上の管体強度を発揮します。
●SFジョイナーを用いることで、レベル2地震動に対しても内水圧0.2MPaの水密性を有します。
●供用下をはじめ、段差・屈曲・曲がり部などの幅広い条件での施工が可能です。
※EX・ダンビー工法協会のHPへ※
■クリアフロー工法
クリアフロー工法は、高密度ポリエチレン製の帯状板であるライニング材背面に、補強鋼材を装着した更生材(CFエレメント)、およびポリマーセメント系充てん材(CF充てん材)により複合管を築造する大口径管きょを更生する工法です。
適用管寸法計上・・・□1000〜□5000mm
適用管径・・・・・・Φ2000〜Φ5000mm
施工延長・・・・・・制限なし
●ライニング材と補強鋼材の一体化により、複合管としての性能を最大限発揮します。
●既設管継手部付近に、フレキシブルかん合材を用いることにより、継手部の追従性に優れています。
●工場加工したテーパーライニング材を使用することにより、急曲線部や屈曲部に適用できます。
●更生材を順次人力で接続して製管するため、専用機材が不要で、施工性に優れます。
●表面部材であるライニング材・かん合材は高密度ポリエチレン製で、耐薬品・耐磨耗性等に耐久性に優れます。
※クリアフロー工法協会のHPへ※
■スナップロック工法・マグマロック工法
流れる下水をそのままに、既設管きょ継手部の浸入水・漏水を止水し、耐震化も実現する非開削修繕工法です。
●スナップロック工法S
適用管径・・・Φ200〜Φ700mm
管径Φ700mm以下の継手部やクラックから発生する浸入水(漏水)を防止する非開削修繕工法です。
ステンレススリーブとゴムスリーブからなる円筒形の修繕部材を拡径・固定することにより、ゴムスリーブ
に設けた止水構造部を管内周囲に圧縮した状態で設置するため確実な水密効果が得られます。
●スナップロック工法ML
適用管径・・・Φ800〜Φ3500mm
管径Φ800mm以上の中・大口径管に発生する浸入水や漏水箇所を止水する非開削修繕工法です。
新開発の3分割ステンレススリーブは、小型の専用油圧ジャッキで固定金具を挿入・固定することにより、
流水状態でも確実な施工ができ、大断面であっても剛性の強い一体リングを形成するため、高い止水性能
を発揮します。
●マグマロック工法(既設管耐震化工法)
適用管径・・・管きょ Φ800〜Φ3500mm マンホール Φ900〜Φ1800mm
耐震性を有しない既設管きょや既設のマンホール継手部を短時間に耐震構造にする目的で開発された工法です。
スナップロック工法Sで培われたノウハウに、ステンレススリーブとゴムスリーブが持つフレキシブル効果を
高め、更にスナップロック工法MLで開発された3分割ステンレススリーブとクサビ形の固定金具を組み合わせ
ることにより、既設の中・大口径管きょ及び既設のマンホール継手部を、現在最も厳しいと言われるレベル2
地震動に耐える耐震構造に改善します。
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■FFT-S工法
FFT-S工法は、特殊ライナーに未硬化の樹脂を含浸させた材料を下水道管きょ内に引込み、蒸気で硬化させ、強度のある平滑なFRPパイプを形成し、管きょをリニューアルする工法です。
適用管径・・・Φ150〜Φ800
ヒューム管・陶管・塩ビ管・コンクリート管・鋼管等
最大 100m/1施工(条件により中間人孔を含む連続区間の施工が可能)
●自立管対応のGタイプ、二層構造管対応のLタイプがある。
●耐薬品性・耐磨耗性・耐ストレインコロージョン性がある。
●更生後もほぼ管径をそこなわず、極めて平滑で流下能力を確保でき、止水性も確保できる。
●最大100mの施工が可能で、条件により連続区間の施工も可能。
●対象管渠に施工車両が近接できなくても施工可能。
※FFT工法協会のHPへ※